My Usual Life

その日一日の事を徒然なるままに書きます。

23分間の奇跡

こんにちは。
最近一日の過ごし方が乱れつつあるふーちゃんです。

今日は書評なんか書いてみます。

Amazon.co.jp: 23分間の奇跡 (集英社文庫): ジェームズ・クラベル, 青島 幸男: 本

この本を見つけるきっかけは、友人のFacebook投稿でした。
”奇跡”というタイトルから想像したのは、感動的なストーリーでした。

ところが、読んでみてびっくり、
言葉は不適切かもしれませんが、
疑いと敵意さえもっている子どもたちを
”洗脳”していくストーリーです。

しかも、洗脳をするのは若くて素敵な先生。
洗脳の方法も、子どもたちの疑問に丁寧に答え、
これまでの指導の理由を丁寧に説明しするという、
一見、”正しい” ”素晴らしい”とさえ思われる方法なのです。

「みんなが言っているから」 「みんながやっているから」
と”思考停止”になるのは良くないですよ、
と言いつつ、対話によって、”素晴らしい、新しい指導者”に都合のいい考え方に誘導していく。

これを読んでいると、
社会の常識に疑問を持っている、今の自分の考え方でさえ、
”自分が創ったのか”、そう思いおまされただけで”他人に植え付けられたのか”
わけがわからなくなりました。

とはいえ、自分で創ったものであっても、
他人から植え付けられたものであっても、
どのみち絶対のものでないのだから、
「おかしい」と気づいた時点で、修正していけばいいのかな、と思うことにしました。

ということで、わざとらしいところがあるものの、
自分の考えをもう一度よくよく考えるきっかけをくれたので、
星4つ(★★★★☆)です。

ではでは。