My Usual Life

その日一日の事を徒然なるままに書きます。

大切にしたい会社 その2

昨日のブログで、

伊那食品工業のかんてんぱぱガーデンに行き、

予想に反して、くつろぎ、遊んで4時間近く過ごし、

寒天商品を5000円以上も買ってしまったお話をしました。

 

今日は、実際そこで何があったのか、

何に感動したのかお話します。

 

まずは、地域への開放というか、一体感です。

 

かんてんぱぱガーデンは、

実は伊那食品工業の本社工場そのものなのです。

 

ところが、入り口にはゲートもなく、守衛もいません。

工場・事業所というよりは、”道の駅”の入り口みたいです。

 

おまけに、入り口をすぐのところに、

わき水の蛇口があり、

だれでも無料で水をくんでいくことができます。

(おいしいと評判のようで、組んでる人いっぱいいました)

 

さらに、びっくりすることに、

構内を”通学路”が通っていて、

小学生がここを通り抜けて通学しているそうです。

 

レストランや売店、広場もあって、

天気のいいに日には、近くの保育園・幼稚園の子どもたちが

先生に引率されてお弁当を食べているそうです。

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一瞬ここが、民間企業の事業所内であることを忘れてしまいそうですが、

売店や、そこにある休憩室のそばには、

至る所に社員通用口があり、

休憩室とドアひとつ挟んだ向こうに、

オフィスがあり、社員の皆さんが働いています。

 

ちょっとしたエクササイズをして、

体調測定みたいなことのできるコーナーもあるのですが、

そこは研究所のある建物の1階で、

出入り口は共通のようです。

実際、自分たちが行ったときは、

明らかにお仕事をしているであろう集団と入り口ですれ違いました。

おまけに、その中の背広姿の社員の人から、笑顔で

「こんにちは、よく来てくれたね。」

と挨拶されたチビどもは、1,2分立ち話ししていました。

 

この雰囲気というか、環境が

ただ単に敷地を開放しているだけとは違う

一体感みたいなものを感じさせてくれました。

 

次に感じたのは、社員の皆さんの心配り・気遣いです。

 

広場にはベンチがあったので座ってみました。

すると、タッパーのようなものがベンチの側に置かれていて、

中にはタオルが入っています。

そして、こんなメモが。

 

「ベンチが濡れていたらこれを使ってください。」

 

前の日の天気や、その日の天気によって、

暖かくて晴れていても、ベンチが濡れていて座れない

なんてこと、普通の公園ではよくあるかと思います。

ここでは、そんな場合もあろうかと、

あらかじめタオルが置かれているのです。

 

その他にも、駐車場や構内の案内図、

歩道のが色分けされていてわかりやすい、

雪ですべらないようになっている、

レストランや売店でのちょっとしたおまけ

校内の美術館でお茶やお菓子のサービスなど

派手さはないけれども、とてもありがたい心配りが多いのです。

 

ちなみに、レストランや売店は、

社員の皆さんが運営をしているので、

ある意味プロではないのですが、接客態度は完璧でした。

 

そんな雰囲気に感動してしまい、

売店では寒天グッズを買いまくり、

レジでおまけをもらって、もう一回感動してしまい

さらに次の売店で買い込みといった具合で、

気がついたら万札が綺麗になくなっていました。

 

こんな感じで、家族みんな大満足して

「また行きたいね」

と帰ってきました。

 

帰ってきてもう一度、本に目を通して

びっくりしたことがありました。

 

このかんてんぱぱガーデン、県道を挟んで東西に分かれていて、

構内にある歩道橋で結ばれています。

この歩道橋、実は、先ほど書いた通学路を通る小学生のために作ったそうです。

 

個人的には、会社に”就労”することを嫌っているのですが、

こういう会社なら働いてみても幸せになれるのかもしれないな、

と思いました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。