My Usual Life

その日一日の事を徒然なるままに書きます。

足るを知るということ

今日もまた本で読んだ話。

 

仏教の言葉で、

欲求への充足へのこだわりを捨てることの合理性を説いた

「少欲知足」というのがあります。

 

簡単に言えば、

欲を少なくすることで、満足を知る

ということならしいです。

 

例えば、子どもに対して、

生まれるときは、

元気で五体満足でいてくれれば、他は望まない、

と思う人は多いと思います。

 

でも、それが叶うと、可愛く育って欲しい、と思う。

さらには、勉強ができるようになって欲しい、

いい学校に行って欲しい、いい会社に入って欲しい、

と、叶えられれば欲はどんどん大きくなっていきます。

 

しかも、いまの世の中、上記な様な欲が全部叶っても

成功したと言えるのか、僕は疑問に思います。

 

そう言えば、NHKの朝の番組で「あさイチ」というのがあります。

今日は今年のおさらい、ということで、

今年登場したゲストの名場面を放送していました。

 

その中で、女優の樹木希林さんが、

視聴者からの質問、

「どうすれば、わがままな夫とうまくできるのか?」

に対して、

「期待しない」と答えていました。

 

決して、あきらめているわけでもなく、

見放しているわけでもない。

愛情のこもった言い方でした。

 

「少欲知足」ってこういうことなのかもしれません。

 

うちの息子くんは障害のおかげで、

少なくとも僕の”欲”はそれほど大きいものではないと思います。

 

だから、彼に対して、

みんなが樹木希林さんのように接してもらえると、

内田裕也さんみたいに自由勝手に振る舞い、

破天荒ながらすごい才能を開花してくれるかもしれません。

 

あ、これ「期待しない」になってませんね。

 

ということで。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

障害者の経済学